初期治療のみで改善できなかっった垂直性骨欠損を持つ重度歯周病罹患歯には、歯周外科を行うことがあります。2003年頃からエムドゲインを使用していましたが、2017頃よりリグロスが保険適応となったため、患者負担の軽減からもこちらを中心に使っています。
このデンタルの比較はエムイドゲインを使用した症例のもです。オペは2011.1です。歯周組織の改善は比較的長い時間をかけて変化しているように観えます。
下のスライドはリグロス症例のものです。デンタル上では比較的短期間に歯槽骨の改善が見られます。ただしデンタル上の見え方をそのまま鵜呑みにはできないと感じています。
保険適応という経済的恩恵は術者・患者ともに大きいと感じています。ただしエムドゲインとは作用機序も変化も異なるものなので今後も注意深く経過観察が必要と考えています。