8月7〜8日にかけて京都に行ってきました。目的は子供のオープンキャンパス巡りでした。空いた時間に多少京都観光をしましたが、観光タクシーの運転手さんから、隠れた名所を教えていただきましたので紹介させていただきます。比叡山の借景が素晴らしいそのお寺は正伝寺といいます。有名どころの龍安寺のお庭も素晴らしいのですが、なにせ観光客が多く、落ち着いてという雰囲気ではありません。正伝寺では他の観光客に会うこともなく、時間が止まったような空間で様々なことに思いを巡らせることができました。機会があったら是非一度訪れてみてください。
住所は京都市北区西賀茂北鎮守庵町72です。地図では赤い丸のついたところになります。また血天井として供養されているお寺でもあり、京都の歴史も感じられます。
血天井について:慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いの直前、徳川家康は会津の上杉景勝討伐に向かうため、留守居として鳥居元忠(1539〜1600)以下1800名に伏見城を守らせていた。すると家康が京を離れた隙を狙っていた石田三成の軍勢9万が伏見城を攻撃!鳥居元忠とその部下は三成軍を少しでも長く京に留まらせ、会津まで援軍に行かせないようにと奮戦したが8月1日遂に力尽き、落城の際に鳥居元忠ら380名以上が自刃(元忠は討ち死にとの説も有)。鳥居元忠達の遺骸は関ヶ原の戦いが終わるまで約2ヶ月もの間、伏見城に放置され、その血痕や顔や鎧のあとが縁側の板に染み付き、いくら拭いても洗っても落ちなくなった。そこで、縁側からその板を外し、供養のため寺に移した。その際に床を、足で踏む床板にしては供養にならないからと、天井にして手厚く供養しているものがいわゆる「血天井」として京都各地に今も残っているのである。
中学の修学旅行以来となる定番の金閣寺と銀閣寺も見てきましたが、今回はタクシーの運転手さんに、様々なこと(石や植物、歴史的な背景まで)を解説していただいたおかげで、またちょっと違った一面を垣間みることができました。
銀閣寺は大学から歩いていくという、暴挙にでたのですが、暑さで地図を間違ってしまい、哲学の道からいくはずが、京都ミステリーの迷宮にはまり込んで、最初より遠いところから、タクシーにお世話になりました。京都の猛烈な暑さで私の勘ピュータが狂ってしまったせいです。ちなみに外国からの観光客の皆さんはipat片手に上手にナビを利用していました。